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結婚式本番〜式が始まるまで

結婚式の二日前、うちの親がソウル入りした。両家のお食事会、観光などをしてまわって、とうとう迎えた本番の日。わたしは連日の観光ガイド(?)がたたってよれよれ。プーもうちの親の前で緊張し、ずっと運転手してたのでよれよれ。そのよれよれの二人が行った結婚式をリポートします。

わたしは親と共にホテルに泊まっていた。朝9時ごろホテルの一階で朝食。式は午後5時からなのでゆとりがある、と思ったら大間違い。一日はとてもばたばたと始まった。

11時頃日本からのお客が数人到着することになっていたので、妹が日本語ができる親戚の人(アジュボニム=プーの姉さんの夫)と一緒に迎えに出かけた。見送った後、母親を連れてホテルの美容室へ。韓服に合わせた頭にセットするためである。あいまをぬって父親や友達(前日到着)の様子を見にホテル内を駆け巡る。

母親の頭は一時間くらいかかって完成した。今時焼きごてなど使っていて、出来上がりがとっても不安だったが、おばさんの腕は確かだったらしい。なかなか素敵に仕上がった。

さて、お昼の12時をまわった。そろそろ空港から友達や親戚が到着する時間だ。ホテルのチェックインを手伝わなくてはいけない。それから、本日のメインヘルパー・さかなさんもそろそろホテルにやってくるはず(この日、わたしはずうずうしくも、韓国語ができる在韓日本人の方数人に、通訳&助っ人をお願いしていたのだった)。

12時半ごろ友達・親戚計6名が到着。久しぶりに会う友達との挨拶もそこそこに、チェックインを済ませ部屋割りをする。そうこうしてるとさかなさんが到着。このあとの観光ガイドはさかなさんにバトンタッチするため、引継ぎと打ち合わせ(笑)。

1時をまわったころ、さかな添乗員はタクシー4台つかまえて、日本から来たお客を昼ご飯&ショッピング?に連れていった。その姿はまさにさながら「ツアコン」だった。さかなさんさまさま。この後わたしは自分のことに追われて、すべてをさかなさんと豆乳さんきしともさんに任せました。きっとさぞかししんどかったことでしょう。

1時半すぎ、プーと一緒にトータルウェディングに到着。ヘアメイクと着替えのためである。お店の人もメイクの人も「おめでとうございます」と言って向かえてくれる。これがこの日一番に聞いた「おめでとう」。

早速メイクが始まる。こてこてに厚ーく塗り上げるのでとっても時間がかかる。メイクをして頭セットして着替えてベールや手袋やイヤリングなどの小物をつけたら、もう4時前。プーの準備も終わっていざ式場に出発。ちなみにできあがったお化粧は元の顔が分からないくらいの厚化粧。髪型は素敵だと評判(?)だったけど。

野外撮影のときお世話になったヘルパーのおばさんもやってきて、お店の人と四人でプーの車に乗り込んだ。ここで事故なんて起こっちゃったら洒落にならないよなあなどと、ろくでもないことを考えてしまったけど、無事式場に到着。車の中で二回電話が鳴って、アボニムがまだかまだかと待っておられたようす。

どっから入るんだろうと思ったら、なんと表から堂々と入場(?)。お客さんもぱらぱら到着してるころで、ドレス姿のわたしはすぐに身元が割れちゃうので、うつむき気味にしずしずと殊勝な表情で通り過ぎて、式場横の小部屋へ。

そこにはうちの両親が待っていた。誰に着付けてもらったのか、母親はすでに韓服に着替えている。この母親のサーモンピンクの韓服はたいそう評判が良くて、オモニムが「わたしのはだあれも誉めてくれなかったけど、あの韓服はみんながきれいだって言ってたわよ」とおっしゃっていた。

しばらくの間、そこで両親と水入らずになった。今が最後のチャンス。わたしは、両親に、父親に、挨拶をしようと思った。

涙もろくて意地っ張りで照れ屋なわたしと父親は、そういうところがとってもよく似ている。結婚にあたって色々と父親がしてくれたことに対して、一言ありがとうって言っときなさいよ、と母親に言われていたものの、わたしはそれをずっと引き伸ばしていた。いろいろ言うとわたしが涙が出ちゃいそうだったからだ。

わたしは、本当に一言だけ、「一応いろいろとありがとっ。本番のとき、泣かんといてよ」としか、言えなかった。

プーと一緒に

すぐにヘルパーの人が来て、新婦控え室の方に行ってくださいと言われた。式場の真横にある小さな部屋で、座って待つことになった。ビデオとスナップ写真撮影の人が来て、またまたポーズを作る。カメラマンの人は野外撮影のときと同じ人。知った顔に会えてちょっとほっとする。

控え室のドアは開けっぱなしで、いろんな人がパンダ状態のわたしを覗きにやってくる。遠目に「あれよ、あれ」という感じに、指差して見てるおばさんおじさんもいれば、「おめでとう。わたし○○(プーの友達)の母です」などと入り口で挨拶する人もいた。わたしは、またまたちょっとうつむき気味、殊勝な顔つきで「ありがとうございます」などと応える。プーのおねえさんや姪っ子たち、わたしの友達や妹たちが入れ替わり立ち代わりやってきて、また写真を撮りまくる。そうやって時間があっという間に過ぎていった。

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